| ワクチン接種のしくみ |
 |
| ワクチンはいつ接種するの? |
 |
生後約50日齢、その1ヵ月後(80日齢)、
さらにその1ヵ月後(110日齢)に接種することを推奨しています。それ以降は毎年一回が通常となります。
最近では獣医さんによっては野山などに行かないワンコに関しては3年に1回でも良いと言われてます。
ワクチンの過剰摂取による脳障害も最近になって発見されておりますので、1つの獣医さんだけでなく、
何件かの獣医さんに聞いてみるのも宜しいかと思います。
ワクチン接種による、アレルギー疾患や体への負担を考えると病気のリスクと天秤にかけると非常に難しいのですが
体への負担は少ないほうが良いと思います。
母親の初乳(赤ちゃんが生まれて直に出る母乳です)には免疫グロブリンが含まれておりまして、
これを飲むことによって仔犬の赤ちゃんは伝染病などに対する抗体を一時的に得るのです。
この母乳からもらう抗体を「移行抗体」といいます。もちろん、母親が毎年ちゃんとワクチンを接種している事が前提です。
ワクチンを接種していない母親の初乳では充分な抗体が得られない恐れがあります。
しかし、この赤ちゃんの体内に入った「移行抗体」はずっとあるものではなく、生後1ヶ月〜2ヶ月くらいで無くなってしまいます。
これは個体差があるので、いつ無くなるかは正確には分かりません(血液検査をすれば分かりますが、費用も時間もかかります)。
移行抗体が無くなると外見的な変化はないのに、体は伝染病に対して無防備な状態になってしまいます。
その為「買った仔犬が伝染病にかかってしまった、体調を崩してしまった」というケースはこの時期に集中しがちです。
これを予防する為、生後50〜60日くらいで一回目のワクチンを接種する必要があります。
そして、そのさらに1ヵ月後に2回目のワクチン、さらに1ヶ月後に3回目のワクチンを接種することを私は推奨しております。 |
 |
2回でいいケースもありますが、生後60日以内に1回目のワクチンを接種した仔は3回接種を薦めます。
これは生後60日以内の仔犬ですと体内に移行抗体が残っており、ワクチンを接種してもその効果を打ち消されてしまう恐れがあります。
そういった仔に2回しかワクチンを接種しないと、2回目のワクチンが事実上1回目のワクチンになってしまいます。
つまりちゃんとワクチン2回接種してお散歩デビューのつもりが、1回の接種しか受けてない状態で外を歩いたり他の仔と接触している事になります。
その為、効果を打ち消されても2回接種、何もなければ3回接種の状態に確実にもっていけるように3回接種を推奨しております。 |
 |
| ワクチンの種類 |
 |
一般的なのは5〜8種ワクチンと呼ばれるものです。1、3、9種のワクチンもあります。
簡単に言ってしまうと数が多いほど「広く浅く」、少ないほど「狭く深く」という傾向があります。
例えば1種ワクチン(単独パルボワクチン)の場合、パルボに関しては最も高い免疫を獲得しますが、他の伝染病、
ジステンパーやケンネルコフはノーマークになります。5種ですと1種ほどのパルボに対する免疫力はありませんが
その他の伝染病もバランス良く対応していることになります。
種類が多ければ良いとは一概には言えずに、特に小型犬の場合は体への負担を考えると1回目のワクチンは2種・5種の場合が多いです。
2回目以降はその地域や病院によっても推奨に異なるところがありますので、かかりつけの獣医さんとご相談ください。 |